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山形豪雨 知事、被災地を視察 戸沢村蔵岡地区など

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山形豪雨 知事、被災地を視察 戸沢村蔵岡地区など

濁流によって、200メートル近くにわたってえぐられた県道大蔵戸沢線=8日、山形県戸沢村三ツ沢地区(柏崎幸三撮影) 濁流によって、200メートル近くにわたってえぐられた県道大蔵戸沢線=8日、山形県戸沢村三ツ沢地区(柏崎幸三撮影)

 山形県の吉村美栄子知事は8日、5日から6日にかけての大雨で被害を受けた戸沢村を視察した。8日午前8時半過ぎ、戸沢村役場で渡部秀勝村長から被害状況の説明を受けた吉村知事は、住居への浸水被害があった古口、角川、蔵岡の3地区を訪れ、被災者に「疲れていませんか。大丈夫ですか」などと言葉をかけた。

 角川(つのかわ)の濁流が県道戸沢大蔵線をえぐった角川地区は約200メートルにわたって県道の3分の2以上が落ち、寸断された。同村の上水道はこの県道の下に埋設されており、上水道管は外れただけですんだため、つなぎ直して、蔵岡地区を除いた古口など5地区の断水は8日未明までに解除された。

 吉村知事は「角川の流下能力を超える雨量が県道を寸断した。県道の復旧と角川の流下能力を考えた対策を取らなければならない」と、角川の改修を行う考えを示した。

 全世帯が停電、断水で一時孤立した蔵岡地区で給水活動を続ける陸自第20普通科連隊に謝意を述べた後、最上川と水位を調節する角間沢排水樋管(ひかん)(水門)を視察した。

 国土交通省新庄河川事務所の光永健男事務所長は「想定を超す雨量でした」と説明。樋管が停電によって機能しなかったとされ、吉村知事は「自家発電のような第2の電源で動く仕組みが必要」と指摘した。

 光永事務所長は産経新聞の取材に、「現在、停電時と通電時の雨量を計算している。その上で第2電源を設置するかどうか検討していきたい」と話した。