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【夏の甲子園】積極果敢、常菊が終盤逆転

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 第100回全国高校野球選手権大会第3日の7日、常葉大菊川は第4試合で益田東(島根)に8-7で競り勝った。三回に4点を奪い逆転し、七回には一時勝ち越されたが、八回に2点を加え勝ち越した。2回戦は大会第10日第1試合で、日南学園(宮崎)と丸亀城西(香川)の勝者と対戦する。

 常葉大菊川は三回裏、4連打など猛攻を見せ逆転に成功。四回裏には主将・奈良間(ならま)の2点本塁打でさらにリード。奈良間は「入ってくれてよかった。最高の気分」と喜びを爆発させた。

 しかし七回表、エースの漢人(かんど)がつかまり、リリーフ・榛村(しんむら)も抑えきれず勝ち越された。漢人は「変化球中心に投げたが対応された。力が足りなかった」と悔やんだ。

 迎えた八回裏、1死一塁で神谷が貴重な適時二塁打で同点。さらに神谷は三盗で敵失を誘い、本塁に生還して逆転に成功した。「初球を振ろうと決めていた。盗塁も失敗を恐れず、積極的にいけた」と納得の表情。接戦に勝利し、チームの士気は高まっていた。

                   ◇

 ●常葉大菊川・高橋利和監督「益田東の粘り強い攻撃で接戦になると思っていたが、なんとか勝つことができた。菊川らしい戦いだったと思う」

 

 ▽1回戦

 益田東   001 012 300-7

 常葉大菊川 004 200 02×-8

(益)和田-中山

(常)漢人、榛村-根来

 ▽本塁打=奈良間(常)▽三塁打=中山、稲林(益)▽二塁打=奈良間、根来、衣笠、神谷(常)

                   ◇

 ■二枚看板奮闘に家族も大声援

 常葉大菊川の応援席には多くの保護者が駆けつけ、夢舞台で奮闘する球児を後押し。継投でマウンドを守った漢人、榛村両投手の家族も大声援を送っていた。

 「食べても横じゃなく、縦に伸びるみたいで」。漢人の母、理恵子さん(46)は苦笑いする。180センチで62キロの細身。食も細く栄養補助食品や、おにぎりを持ち歩き、食べる回数を増やして体を作ってきた。

 学校までは10キロ近くをマウンテンバイクで50分かけて登校。「下半身ががっしりしてきた」と理恵子さんも太鼓判を押す。ただ、この日の投球を兄、広也さん(20)は「0点」と厳しく採点。「緊張しているように見えた。次に生かして」と発破をかけた。

 二枚看板として漢人とチームを支える榛村は昨秋以降、本格的に投手に取り組んだ。制球に自信がなく、投手転向を迷ったが「漢人を助けなければ」と心に決め、練習でも遅くまで居残り、投げ込みを重ねてきた。

 七回のピンチでリリーフし、最少失点に抑えて逆転につなげた力投。母、かおるさん(45)は「ハラハラしたけどよかった」と涙ぐみ、たたえていた。(吉沢智美)

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