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大口病院事件逮捕1カ月 実像と乖離「久保木容疑者像」 神奈川

顔の半分以上が隠れるマスクを着用した久保木愛弓容疑者=1月11日、横浜市
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 ■「エプロン切り裂き」「飲料に異物」…なお残る謎

 横浜市の大口病院(現・横浜はじめ病院)で、入院患者2人が薬物を投与されて殺害された点滴連続中毒死事件で、県警に逮捕された久保木愛弓(あゆみ)容疑者(31)は逮捕前、数度にわたって産経新聞社横浜総局記者の取材に応じていた。記者に無実を切実に訴えた様子は、インターネット上などで指摘されている人物像とは乖離(かいり)していた。久保木容疑者を凶行へと駆り立てたものは何か。事件は逮捕から7日で1カ月が経過したが、容疑者をめぐる謎はなお多い。(外崎晃彦)

                   

 事件発覚から1年がたった昨年9月中旬。大口病院をめぐる報道は小康状態となり、一時期、横浜市鶴見区のアパートを囲んでいた報道陣の姿も見られなくなっていた。蒸し暑い夕方、久保木容疑者は財布のようなものを手に、白い半袖シャツに黒地のズボンという軽装で自宅の玄関を出た。

 ◆涙目で「無実」訴え

 久保木容疑者は記者の質問に、長く立ち止まって応えるなど、誠実な対応を見せた。言葉遣いは丁寧で、話す内容も筋は通っていた。ただ、声には覇気がなく、弱々しかった。

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