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見た目と音で獣害対策 淡路市で「スーパーモンスターウルフ」実証実験

淡路市内に導入された「スーパーモンスターウルフ」=同市生田畑
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 見た目と音、光でイノシシなどの有害鳥獣を追い払う装置「スーパーモンスターウルフ」が今月、淡路市生田畑に導入され、実証実験が始まった。甲信越や九州などでは導入されているが、関西では初めて。導入初日の“お披露目”では担当者がスイッチを入れると、イノシシが怖がるとされる“恐ろしげな音声”が田畑に響き渡った。

 スーパーモンスターウルフは北海道奈井江町の電機メーカー「太田精器」が昨年秋に開発。外見は野生動物の天敵であるオオカミを模しており、高さ65センチ、長さ75センチ。1体約40万円で、これまでに長野県や山梨県をはじめ、四国や九州の自治体、地元JAなどが計30数体を採用している。

 淡路市でもイノシシ被害に悩まされており、同市の有害鳥獣対策協議会が2体の導入を決めた。今後、2カ月単位で設置場所を移動させるなどし、来年3月までに市内計8地区で効果を確かめる。

 イノシシなどが装置の約20メートル以内に近付くと、赤外線センサーが感知。オオカミの声を基本に、銃声や電子音、イノシシの悲鳴など計57種類がランダムで数十秒間流れる。また、目や足もとに配置されたLEDも点滅。視覚でも威嚇して追い払う。音声は1~2キロまで響き渡り、LEDの光も約200メートル離れた場所まで届く。イノシシが近寄らなくても、40分に1回は自動で作動するという。

 うち1台は、生田畑地区の水田を見渡すポイントに設置され、関係者や報道陣らに公開。イノシシ役の人間が装置に近寄ると、さっそくウルフは首を左右に振りながら、けたたましい音声とさまざまな色の光で警告を発していた。

 同地区に住む萩尾勝英さん(71)は、「毎日出没するイノシシに悩まされてきた。追い払ってもらえたら負担も減り、大変ありがたい」と期待を寄せていた。

 太田精器の太田裕治社長(59)は、「導入した地域では圧倒的に出没回数が減っている。イノシシに『怖い場所だ』と認識させ、人里に降りてこないようになればうれしい」と話している。

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