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【夏の甲子園】作新、必死の継投実らず

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 第100回全国高校野球選手権大会第2日の6日、作新学院は第2試合で強豪の大阪桐蔭(北大阪)に1-3で惜敗した。高山、佐取、林の3投手がマウンドをつないで打線も最後まで粘ったが、2年ぶりの優勝は果たせなかった。

 三回裏、佐取がリリーフに立つ。「県大会の登板は7イニングだけだったが、緊張はなかった。気持ちを込めれば抑えられると思った」と、緩急を利かせて打者のタイミングを外し、七回まで無失点に抑える。

 打線は走者を出すもののあと一打が出ず、1点が遠い。試合が膠着(こうちゃく)する中で八回には3点差とされる。

 迎えた九回表、先頭・横山と続く篠田の連打で無死一、二塁。アルプスのボルテージが一気に高まる。しかし、好守に阻まれ併殺で2死三塁となり、打席を迎えた沖は「無得点のまま甲子園から帰るわけにはいかない」と奮起。外角直球に食らいつき、適時打で2点差まで迫るが、後続が続かず、あと一歩及ばなかった。

 

 ▽1回戦

 作新学院  000 000 001-1

 大阪桐蔭  010 000 02×-3

(作)高山、佐取、林-磯

(大)柿木-小泉

 ▽三塁打=根尾(大)▽二塁打=根尾(大)

                   ◇

作新学院・小針崇宏監督「あと一球を粘りたかった。選手は最後まで勝てると信じて頑張っていた。大事な場面で打てる打線を課題にしていきたい」

                   ◇

 ■「この粘りこそ…良い試合見られた」OBも声援

 作新学院の応援席では野球部OBの石戸智也さん(18)と、菊地輝(ひかる)さん(19)が声援を送った。

 石戸さんは昨夏の甲子園大会に二塁手で出場。「3年生は昨年、まだまだやんちゃだったが、今はずいぶんたくましくなって、後輩をしっかりと引っ張っている」と感慨深げに話した。

 継投した佐取が六回にピンチをしのぐと、菊地さんは「1年のころはバッティングピッチャーのように打たれていたのに。甲子園のマウンドに立つとは思ってもいなかった」と成長に感動していた。

 チームの3年生は2年前の優勝を知る最後の世代。石戸さんと菊地さんは「プレッシャーに感じることもあったと思う。でも、先輩たちをお手本にして、苦しい練習を乗り越えられたはずだ」と声をそろえる。

 追い上げは及ばず、惜敗したが、九回に1点を返して意地を見せた。「この粘りこそ作新の野球。良い試合を見られてよかった」。熱いまなざしで試合を見届けた2人のOBは、野球部の伝統をしっかり受け継いでくれた後輩をたたえた。(根本和哉)

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