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栃木山の謎の生涯一冊に 講師の板橋さん「最強力士の偉業伝える」

出版した「探訪栃木山~横綱昇進百年~」を手にする板橋雄三郎さん
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 旧赤麻村(栃木市藤岡町赤麻)出身の第27代横綱、栃木山守也(もりや)(1892~1959年)の横綱昇進100年を記念した「探訪栃木山~横綱昇進百年~」(随想舎)が出版された。著者は栃木山の研究を続けている、栃木翔南高校非常勤講師、板橋雄三郎さん(65)。大相撲史上最強といわれる栃木山について、入門前から突然の引退まで謎が多い生涯をたどり、一冊にまとめた。(松沢真美)

 栃木山は18歳の時、妻を残して家出し、出羽海部屋に入門。明治44(1911)年、初土俵を踏み、大正6(1917)年、大関に昇進。翌年1月場所で連続優勝を果たし、横綱昇進を決めた。大正14(1925)年の引退まで5場所連続を含む9場所優勝。横綱在位中の勝率は9割以上と抜群の安定感を誇り、近代最強力士ともいわれる。土俵上で鬼気迫る取組を見せる一方、普段は温厚で寡黙な人物だったという。

 引退後に春日野部屋を起こした。今年の初場所で優勝したジョージア出身の大関、栃ノ心ら、しこ名に「栃」の字を付けた力士が多い部屋だ。

 板橋さんは平成3年から栃木山研究を始めた。きっかけは当時勤務していた高校で職員研究のテーマに栃木山を取り上げたことからだ。根っからの相撲好きが高じ、栃木山の偉業を伝えたいという思いを強くしていった。

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