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希少野菜を生産者からレストランへ 九電「OSUSOの素野菜」

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 ■新たな収益源へ実証実験

 九州電力が、レストランの注文に応じて、珍しい野菜などを農家から届ける仲介事業の実証実験を始めた。将来的に「OSUSO(おすそ)の素野菜(すやさい)」ブランドで事業化を目指す。新たな収益源の開拓に加え、地域活性化につなげることで、電気事業への波及も期待する。

 九電は専用ウェブサイトに、農家が栽培するアスパラガスやキャベツに加え、なじみの薄い葉物野菜の「アイスプラント」などを掲載する。店側はこうした野菜を随時注文できる。配送も九電が担い、早ければ、その日のうちに商品が届く。

 飲食店にとっては、生産量の少ない野菜を簡単に入手することで、メニューの差別化を図ることができる。

 一方、小規模農家にとっては、販売先の確保を九電がやってくることで、経営の安定が期待される。

 九電としては仲介事業による手数料収入に加え、地域の離農を防ぎ、特に中山間地域からの人口流出阻止につなげたい考えだ。

 実証実験には、福岡市内の約10軒の飲食店と、福岡県内の約20軒の農家の協力を得た。協力者を集めた九電コーポレート戦略部門の菊水秀一戦略企画グループ長は「実験を通して、事業化に耐え得るか検証する。あわせて、事業化に向けて営業手法の研究も進める」と語った。

 九電はエネルギー事業以外での収益拡大を目指す。7月には外部のベンチャー企業と連携する組織「インキュベーションラボ」を発足させた。

 池辺和弘社長は「農業がある程度のお金を生めば、そこに住み続けられる。九電としても農業への足がかりにしたい」と語った。 (九州総局 中村雅和)

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