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女児殺害に無期判決 「子供の安全見守る」、大沢小周辺で活動続く 栃木

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 今市市(現日光市)の小1女児殺害事件で殺人罪などに問われた無職、勝又拓哉被告(36)の控訴審で3日、1審・宇都宮地裁に続いて無期懲役が言い渡され、被害者、吉田有希(ゆき)ちゃん=当時(7)=が通っていた大沢小学校周辺では「これからも子供たちの安全を守っていきたい」との声が上がった。事件から13年となる今も児童の見守り活動が続いている。 (根本和哉)

 勝又被告が自白した取り調べの録音・録画(可視化)の映像で犯罪を直接的に認定した宇都宮地裁の判断手法を違法として1審判決を破棄し、状況証拠で有罪が認められるとした東京高裁の判決。結論は同じだが、異なる考え方を示し、複雑な思いを抱く地元の関係者もいる。

 ただ、学校関係者や地域住民は子供たちの安全を守るために取り組みを続けている。

 大沢小の福田倫夫(ともお)校長(59)は「これまで通り、地域の人々、警察と協力し、登下校など児童の安全に全力を尽くす。子供たちが楽しく学校生活を送れるよう努力したい」と話した。

 同校近くの地区センターで近くに住む小学1年の孫を遊ばせていた鹿沼市の女性(60)は「事件後は(孫たちが)外で遊んでいるときも気になり、少しでも帰りが遅いときは心配するようになった。裁判は終わっていないので完全には安心できない」と事件の影響が大きいことを指摘。日光市の女性(65)は「散歩する川沿いの道は有希ちゃんの遺留品があるかもしれないと、いつも気になっていた」と話した。

 有希ちゃんが最後に目撃された三差路は、高い木々が並び、周囲から人目に付きにくい感じは事件当時と変わらない。学校周辺や通学路はこの日、夏休み中ということもあり、子供たちや住民が歩く姿は見られないが、不審者への注意を呼び掛ける看板が目につき、事件から13年たつ今も児童の安全をめぐり、地域に緊張感があることをうかがわせる。

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