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新潟県が18年ぶり渇水情報連絡会 ダム貯水率など共有

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新潟県が18年ぶり渇水情報連絡会 ダム貯水率など共有

 県内は1日も強い日差しが照りつけ、気温は魚沼市で36・3度、長岡市で35・4度まで上昇するなど7つの観測地点で35度以上の「猛暑日」となった。8日連続で猛暑日を記録する厳しい暑さと少雨で水不足への懸念が高まり、県は平成12年以来、18年ぶりに渇水情報連絡会を県庁で開催。低下するダムの貯水率や農作物の被害状況などについて情報を共有するとともに、ホームページなどを通じて一般家庭にも節水を呼び掛けることを決めた。

 連絡会は農林水産、危機対策、河川管理など関係各課の職員約15人で構成。オブザーバーとして新潟地方気象台の職員も参加した。

 会合では、コシヒカリや園芸作物などの品質や収穫量を左右する農業用水の扱いが焦点の一つとなった。佐渡を除く県内の農業用ダムの平均貯水率は7月30日現在で、平年より約40ポイント低い47・2%。取水源の信濃川や阿賀野川の水位も低下し、対応が迫られている。

 県は既に各地の農業普及指導センターに相談窓口を設け、肥料のやり方や水の有効利用を指導したり、消雪パイプ用の井戸の活用を農家に呼び掛けるなど猛暑対策に乗り出している。

 会合後、取材に応じた河川管理課の棚橋元課長は「節水への心掛けを県民にお願いしたい」と述べた。

 花角英世知事は同日の記者会見で「早め早めの対策が必要。危機感を持っており、市町村と連携して対応する」と強調した。