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ふるさと納税「赤字解消」へ舞鶴市が返礼品拡充 とり貝や西京味噌漬、手続きも簡素化

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ふるさと納税「赤字解消」へ舞鶴市が返礼品拡充 とり貝や西京味噌漬、手続きも簡素化

 舞鶴市へのふるさと納税の寄付額が平成27年以降、市民の市外への寄付額を大幅に下回る“赤字状態”となっている。同市は8月1日から、インターネットのポータルサイトを導入して手続きを簡素化するとともに返礼品の拡充を図り、“赤字解消”に努める。同市は「まず全国に市の産品をPRし、収支のマイナスを解消し、歴史・文化を生かしたまちづくりを推進したい」と話している。

 同市のふるさと納税は20年、舞鶴引揚記念館(同市平)の整備・運営経費を募る形でスタートした。26年の同市へのふるさと納税(寄付)額は1194万4千円で市外への寄付額は430万9千円で、763万5千円の“黒字”の状態。当時の返礼品は、寄付額5万円以上の人に寄付額20%相当の商品券、舞鶴かまぼこのセットなどだった。

 しかし、ふるさと納税が注目を浴び、各地の返礼品が豪華になると、市外への寄付額が一気に増加。27年には同市への寄付額321万8千円に対し、外部への寄付が1686万7千円と逆転した。

 27年度末には、返礼品を万願寺甘とうや舞鶴茶など季節の産品に拡充したが、28年は同市への寄付額1159万3千円に対して市外への寄付が2798万3千円となり、29年には同様に637万8千円に対して3909万7千円と“赤字幅”が拡大した。

 このため、8月1日から、ふるさと納税の情報発信や納税手続きを簡素化するためにポータルサイトを導入し、同時に返礼品も拡充することを決定。返礼品は総務省の通知を踏まえて商品券は廃止し、寄付額の30%相当のふるさと産品とした。産品は「丹後とり貝」や「舞鶴産活さざえ3キロ」「天然ブリ・天然サワラ 舞鶴港西京味噌漬(みそづけ)」などで、サイト上で選択できるようにする。

 同市は返礼品を出品する事業者を募集しており、「市の魅力ある産品、市をPRする品で、ふるさと納税のアピールにつなげたい」としている。