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悩める人に言葉の花束 震災機に「詩語り」 里みちこさん、神戸で2日から個展

「言葉は人に力を与えるの」。アイスキャンディーの棒につづった詩を手にほほえむ里みちこさん=大阪市東成区
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 阪神大震災を機に詩を朗読する「詩語り」を始めた大阪市城東区の詩人、里みちこさん(71)が、生きづらい時代に奮闘する人々に向けてつづった詩など作品100点を集めた個展「里み発見伝~discover~」を8月2~6日、神戸市中央区東川崎町のHDCギャラリーで開く。

 「言葉は使い方によって、花束を贈るように人の心を温かくできるの」。里さんは詩作を続ける理由をこう語る。

 言葉が持つ力を感じたのは中学2年のとき。当時、仲の良かった学校の女性用務員が夫を亡くし、ふさぎ込んでいた。思わず励ましの手紙を送ったが反応はなく、傷つけてしまったと後悔。しかし半年後、女性から「ありがとう。あの時の手紙とてもうれしかった」と言われ、言葉を贈ることで人を元気にできることを初めて実感した。

 詩語りの活動を始めたきっかけは、平成7年の阪神大震災。被災者の心を癒やすために詩を朗読すると、涙を流し喜ぶ人々がいた。以来、大阪城公園で毎朝のように詩語りを行っているほか、東日本大震災では発生した3月11日にちなみ、自作の詩が書かれた311枚のはがきを被災地などへ送ったりしてきた。

 今回は、里さん自身の詩人人生を振り返りながら、現代人に向けた応援歌を盛り込んだ大作「里み発見伝」を展示。ほかに、かまぼこ板やアイスキャンディーの棒などの廃材にいじめっ子だった小学生との出会いや成長をつづった詩など代表作が並ぶ。里さんは「悲しみや苦しみも廃材のように捨てたくなるけれど、生きる糧にしていこう。そんな思いを込めた」とほほえむ。

 入場無料。午前11時~午後5時。期間中は毎日午後1時から里さんが詩語りを行う。問い合わせは同ギャラリー(電)078・366・2700。

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