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「マコモダケ」の魅力発信 胎内の地域おこし隊員、ジャムなど開発

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 中華料理などの食材に使われるイネ科の多年草マコモの新芽「マコモダケ」を加工し、ブランド商品化する取り組みが胎内市で進められている。同市の地域おこし協力隊員、神田圭奈さん(22)が人気飲食店のシェフと協力し、ジャムなど2種類の加工品を開発。通販サイトで売り出してマコモダケの魅力を全国に広げ、市の知名度アップを図るとともに、拡大する耕作放棄地の活用につなげたい考えだ。 (松崎翼)

 マコモダケはタケノコに似た歯触りで、加熱するとトウモロコシのような甘みと風味が出るのが特長。ただ、食材としての認知度が低い国内ではスーパーなどの店頭にはほとんど並ばず、栽培しても廃棄処分になるケースが多いという。

 埼玉県出身の神田さんは東京の映像制作会社を退社し、昨年4月に同隊員として胎内市に移住。市内で栽培されているマコモダケの魅力に目を付け、新潟市中央区の飲食店「ファームテーブルスズ」のシェフ、鈴木将さん(38)からアドバイスを受け、加工品の開発に挑戦した。

 一つは、すりおろしたマコモダケとショウガで作ったマコモ茶エキスを基にしたジャム「マコモジンジャー」。さらに、塩漬けにした山菜とマコモダケをオイル漬けにしてスペイン料理のアヒージョ風に仕上げた商品も完成にこぎつけた。鈴木さんは「いろいろな料理に使える」と力説する。

 市の通販サイト「たんごたんご」などで販売を計画しており、価格は検討中。商品開発の際、インターネットで寄付を呼び掛けるクラウドファンディングを実施し、目標を上回る57万5千円が集まった。加工やラベル印刷などの費用に充てる予定という。

 5月末にファームテーブルスズで開かれた試食会には、生産者や寄付金の出資者など約15人が参加し、マコモダケのアヒージョを使って調理したパスタなどを試食。会社員の西脇真理子さん(34)は「マコモダケはおいしいので、購入できる場所が増えてほしい。アヒージョを使い、いろいろな料理を作りたい」と笑顔を見せた。

 比較的栽培しやすいことから、市も耕作放棄地の活用策としてマコモダケの生産拡大を視野に入れる。約50アールの畑で栽培をしている同市の桐生金吾さん(66)は「スーパーでも売ってもらい、普通の野菜と同じようにみんなに食べてもらうのが夢」と話す。神田さんは「耕作放棄地を減らし、里山の景観保護にも役立てたい」としている。

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