PR

地方 地方

【NIE先生のなるほどコラム】166時間目 群馬の教育 文化や自然、恵まれた学習環境

Messenger

 平成24年にスタートしたこのコーナーで、私は群馬の自然や文化をはじめ、郷土の生んだ偉人などを幅広く取り上げてきました。最終回となる今回は、教育を中心に群馬の良さを考えてみたいと思います。

 県民にとって赤城、榛名、妙義の上毛三山は県内のいたる所から眺めることができ、身近な観光地としても有名です。一方、県内の小中学生にとって上毛三山は県立少年自然の家や高原学校など、宿泊のできる教育施設がある場所として知られています。

 群馬県は、こうした教育施設の数が他の都道府県に比べて多いうえ、指導にあたる人員もきめ細かく配置されています。生涯学習を担当する社会教育主事や学校教育を担当する指導主事、所員らが登山や野外観察など各学校の計画に沿って、子供たちの自主性や主体性を尊重しながら指導・助言にあたっています。

 子供たちは1泊か2泊の滞在を通して、お互いに協力しあい、助け合うことを身をもって学ぶことができます。豊かな自然のなかで得られたかけがえのない体験は、子供たちの豊かな情操を育むものと思われます。

 また群馬県は、子供たちが歴史を学ぶうえでも大変恵まれた環境にあります。

 全国的に知られる旧石器時代の岩宿遺跡に始まり、県内に多数点在する古墳、平成29年にユネスコの記憶遺産に登録された高崎市の上野三碑、世界遺産の富岡製糸場など、県内には古代から近現代にいたるまで、さまざまな文化財や建造物があります。このため、子供たちは教科書で学ぶだけでなく、現地へ出かけて貴重な歴史遺産を自分の目で見て学習することができるのです。

 また、群馬県は他の都道府県に先駆けて、国の基準である1学級40人による学級編制を30人に減らし、一人一人の子供に十分な指導や支援がなされるような取り組みを始めました。スクールカウンセラーを各学校に配置して、専門的な見地から子供たちの悩みや不安に対応する地道な取り組みも進めています。

 これまでも群馬の教育関係者は、「子供を育てるなら群馬」を合言葉にきめ細かい指導を実践してきました。少子高齢化がますます深刻化し、将来の国力の低下が懸念されるなか、群馬の教育は、今後ますます注目されることでしょう。 (石田成人・東京未来大非常勤講師) =おわり

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ