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【高校野球静岡大会】常葉大菊川・奈良間大己主将 勝負強さでチームに勢い 

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【高校野球静岡大会】
常葉大菊川・奈良間大己主将 勝負強さでチームに勢い 

 先頭打者として打席に立った一回。相手投手の小林に内角を突かれ、出塁はかなわなかった。「厳しい試合になる」と予感した。

 今大会これまで19打数17安打、打率は8割9分5厘と絶好調のバッティング。好調の理由は「仲間たちがいてくれて、リラックスして打席に立つことができた」から。ただ、今大会が始まるまでは「自分たちには甲子園なんてとても遠い」と考えていた。

 春の県大会の準々決勝、東海大翔洋に完封負けを喫しチームの勢いはストップ。練習に精が出ない主力選手たちに「そんなプレーでいいのか」とハッパを掛けたのはベンチメンバーだった。その声に気持ちを引き締められ、「あのときは苦しかった。それでも主将として先頭を走ろうと思った」と自らを奮い立たせて練習に励み、「バッティングでも、ただ打つのではなく、1球で仕留められるように心掛けた」と勝負強さを磨いた。

 決勝では相手投手に内角を突かれ苦戦。それでも「チームに勢いを付けるのが自分の役目」と五回には左翼へ二塁打を放つなど、2度の生還を果たしチームを支えた。

 「(甲子園で)優勝したい。地元・菊川の代表として行けるのがうれしい」

 顔についた泥をぬぐい、輝く笑顔で全国大会へ挑む。(吉沢智美)