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「消雪パイプ」から打ち水 三条・長岡市民に涼お届け

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「消雪パイプ」から打ち水 三条・長岡市民に涼お届け

 全国で記録的な猛暑が続く中、県内ではポンプでくみ上げた地下水を路面に散水する「消雪パイプ」を打ち水として活用する取り組みが各地で進められている。消雪パイプによる打ち水は、路面温度が10度低下したり、土ぼこりを抑制する効果があるとされ、三条市では、熱中症の危険度を示す「暑さ指数」が31度以上となる日に、市内の幹線道路の一部などで30分程度の散水を実施する。

 同市の消雪パイプは、市有が約75・8キロ、地元住民らによる設置が87キロ。猛暑による熱中症患者が増加していることから、消雪パイプによる打ち水の実施を決めた。市道の一部のほか、地元住民が希望する区域で稼働させる。ただ、同市の消雪パイプは降雪シーズンの利用後に調整されておらず、水量が適当でない場合や、さび水が出る可能性があるという。

 暑さ指数は、気温や湿度、日差しなどを考慮して計算され、31度以上は「危険」と定められている。27日は暑さ指数が31度に到達せず、打ち水は行われなかったものの、同市建設課の担当者は「熱中症になる前に、無理せずに利用してほしい」と話している。

 一方、全国に先駆けて昭和36年に消雪パイプを導入した長岡市では、長岡まつり大花火大会が実施される8月2、3の両日、午前11時半から10分間の散水を30分ごとに実施する予定。JR長岡駅前から信濃川方面への道路約500メートルにわたる打ち水で市民らに涼を届ける。