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西日本豪雨 宮城県教委、被災地生徒の心のケアに4職員派遣

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 〈宮城〉西日本豪雨の被災地支援のため、県教育委員会から職員4人が広島県に派遣されることになり、出発式が26日、県庁で行われた。いずれも東日本大震災で学校再開に関する業務や児童生徒らの心のケアなどで経験を積んだメンバー。県教委で心のケアやいじめ、不登校などの実務責任者を務める義務教育課の高橋義孝・心のサポート専門監も派遣メンバーの一員として現地入りする。メンバーは「各地から受けた支援への恩返し」と話す。

 現地で活動するのは同県呉市の市立昭和南小学校など。非常時の学校運営で必要なアドバイスのほか、教職員や児童生徒、保護者の悩みに答えるための態勢づくりをサポートする。

 出発式を終えたスポーツ健康課の大友ゆり主幹(養護教諭)は「まだ現地の情報をつかめていないが、この先起こりうることを伝えて力になれれば」と話す。

 高橋専門監は、震災発生から1週間後、兵庫県教委の震災・学校支援チーム「EARTH(アース)」とともに石巻市内の中学校などで活動。「多くのことを教えてもらった」と当時を振り返る。3週間後には同市立牡鹿中学校の校長として赴任し、学校再開の準備に奔走。その経験を生かしたいという。

 派遣は被災1カ月がたつかたたないかの「大切な時期」。豪雨被災地の学校は夏休みに入ったが、「悩みを抱える保護者や児童生徒がいるだろう」とみる。「学校は『困ったときにはいつでも来てね』という態勢を取っているだろうし、そのために助言したい」

 同小では5年生児童(10)が犠牲になった。高橋専門監は、家族や知人の死などで負う心の傷が「3年後などに出てくることがあると、EARTHに教えてもらった」という。宮城でも取り組んでいる問題だ。

 「この時期は、被災直後に起こるASD(急性ストレス障害)から、少し遅れて発症し長期に影響が続くPTSD(心的外傷後ストレス障害)が出てくる大切な時期。周囲からのサポートが重要で、医療などの専門家に早期につなぐ手助けもしたい」と語った。

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