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産経ジュニア書道コンクール文科大臣賞・村上望華さん(14) 熊本から世界に飛躍を

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 「2018産経ジュニア書道コンクール」で、熊本県合志市の市立西合志南中2年の村上望華さん(14)が、最優秀の文部科学大臣賞に輝いた。村上さんは熊本地震が起きた平成28年のコンクールでも産経新聞社賞に選ばれた。「世界に羽ばたく書道家になりたい」。真剣なまなざしで今後の目標を語った。(谷田智恒)

 村上さんは幼い頃から、各地の書道コンクールで入賞や入選を果たしてきた。2年前の3月、「小学校生活最後の思い出に」と産経ジュニアに挑む決意をした。

 直後、熊本地震が発生した。余震が続く中、制作に打ち込んだ。作品は高い評価を得て、応募8486点の中から産経新聞社賞に選ばれた。受賞作は、英ロンドンのイベント会場でも展示された。

 昨年、中学校へ進学した。5歳の時から通っている地元の書道教室「光風会」に属しながら、書家、吉沢蒼雲氏が主宰する教室にも、月2回のペースで、参加するようになった。

 吉沢氏は、日展などの全国規模の展覧会に出品する書道団体「書象会」の役員を務める。教室は成人対象で、高校の書道教諭も参加するレベルという。

 村上さんの母、香織さん(38)は「先生やお弟子さんの作品や筆遣いを見学させてもらうだけでも、勉強になる。そういう気持ちで参加させてもらっています」と話した。

 村上さんは、大人の書家に交じって、上達を目指す。だが、昨年の産経ジュニアでは「自分らしさが出せなかった」と、入賞を逃した。

 今回、吉沢氏から「先生の字をまねるのではなく、自分の字で思い切り書いてみなさい」とアドバイスを受けたという。

 村上さんは制作に没頭した。締め切り前日までに書いた枚数は、課題2点が200~300枚、自由課題50枚にもなった。

 自由課題には、自身が得意とする漢字「飛」と「龍」がつく四字熟語「飛龍乗雲」を選んだ。

 同コンクール中学生以下の部には9393人から応募があった。村上さんの自由課題「飛龍乗雲」が最優秀に輝いた。

 審査長を務めた産経国際書会副理事長の高橋照弘氏(71)は「不断の努力に裏付けされた筆は小気味よくリズムを刻んで、紙面いっぱいに躍動している。スケールが大きく、見応えのある作となった」と講評した。

 周囲も祝福する。中学の担任、浜本達也氏(29)は「書道をやっているからか、集中力がある。書に打ち込みながら、勉強と両立させており、同級生からも一目置かれている」と話した。母、香織さんは「書道家という夢に向かってまっすぐ進んでほしい」と語った。

 村上さんは、産経国際書会35周年を記念し10~11月に台湾で開かれる「2018日本台湾交流書道展」に、日本トップジュニアの1人として参加する。

 「台湾では筆の持ち方から、書き方まで違うと聞いています。しっかり見て、学んできたい」と語った。

 雲に乗って舞い上がる龍のように、さらなる飛躍を目指す。

                   ◇

 産経ジュニア書道コンクールは、高校生以下を対象とした公募書道展で、産経新聞社、産経国際書会などが主催する。

 「2018産経ジュニア書道コンクール」の受賞作品は27日~8月3日、東京都美術館(台東区上野公園)で展示される。期間は前期(27~29日)と後期(31~8月3日)。30日は休展。開催時間は午前9時半~午後5時半。入場無料。問い合わせは同コンクール事務局(電)03・3275・8902。

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