PR

地方 地方

元毎日放送ラジオ局長・熊さん、福島の子供招き淡路島でキャンプ

今夏も福島の子供たちとキャンプを開く熊和子さん
Messenger

 阪神淡路大震災、東日本大震災と2度の大災害を報道してきた元毎日放送(MBS)の名物プロデューサーがいま、原発事故があった福島県の子供たちを年2回、淡路島に招いてキャンプを開いている。「報道という第三者の目線ではなく、個人として子供たちに寄り添いたい」との思いで立ち上げた。

 元毎日放送ラジオ局長の熊和子さん(65)=淡路市野島平林。現在は、被災者支援の市民団体「福島ハーメルン・プロジェクト ジョイントチーム」を主宰するほか、防災や人権の講演活動を行っている。

 熊さんはラジオ報道担当だった平成7年に阪神淡路大震災を経験。各局が被害報道に力を入れるなか、「被災者と継続的に向き合える番組を」と幹部に掛け合い、週1回の災害情報番組「ネットワーク1・17」を開始。番組は20年以上たった現在も続いている。

 また、ラジオ局長時代の23年、東日本大震災に遭遇すると、「ラジオ局も被災者」と、甚大な被害を受けた東北放送(仙台市)へ被災者に役立つ情報番組8本を制作・提供。独自の目線で災害報道と向き合ってきた。

 その後も東北の被災地へ足を運ぶなか、原発事故による放射能被害を心配する福島県の母子たちの存在を知った。前出のチームはそんな中で立ち上げた。

 24年夏、子供たちを豊岡市に招き、放射能を気にせず屋外で安心して遊べるキャンプをスタート。翌年からは会場を自宅のある淡路市へ移し、「ワクワク淡路島発見キャンプ」と題して春夏の年2回開催。これまでに約200人の子供たちを招いてきた。

 そして、今夏も親子16人が、きょう26日から30日までボランティアや地元漁協などの協力を得て、水揚げ見学やタコ飯作り、海水浴などを楽しむ。

 費用の多くは寄付や出版物の収益でまかなうなど運営は楽ではないが、熊さんは「西日本豪雨でも避難所の存在が注目された。子供たちにはわずかな間だけど安心して屋外で楽しんでほしいし、活動を通じて、皆さんには避難することの意味や権利を知ってもらえたら」と話している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ