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つくばで創作こけしを 全国近代こけし展大賞の吉原一行さん、地元ゆかりの人を題材に

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 つくば市出身の人形こけし作家、吉原一行さん(67)が「平成30年度全国近代こけし展」で大賞に輝いた。自由な発想で制作する「創作こけし」を手がける吉原さんは「いろいろな地域から人が集まるつくばを科学の街だけでなく、創作こけしの本場にしたい」と意気込んでいる。 (篠崎理)

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 創作こけしは、形やデザインなどを自由な発想で作るのが特徴。同展は先月、東京都内で開催され、吉原さんはクスノキ製で平安時代の十二単(ひとえ)の女性を表現した「平安美人」を出品し、約50作品の中から大賞に選ばれた。

 吉原さんは40代前半のとき、群馬県の美術館で創作こけしを見かけ、「まるで絵画か彫刻のようだ」と驚き、それ以来、創作こけしが頭から離れないようになったという。

 実際に制作を始めたのは、定年退職後を考えた52歳ごろ。現在は創作こけしの制作に取りかかる一方、つくば市や筑波山の観光を案内する「つくば市観光ボランティア298」の会長も務めるなど多忙な日々を送っている。

 これまでに作ったのは約30点。作品は、「筑波嶺(つくばね)の峰より落つる男女川(みなのがは)恋ぞつもりて淵(ふち)となりぬる」の百人一首で知られる「陽成院」や、戦国時代の武将、小田氏治(うじはる)をはじめ、つくばにゆかりのある人物が多い。吉原さんは、作品が増えたら、つくばで個展を開きたいと考えている。

 5日にはつくば市役所に五十嵐立青市長を訪れ、大賞受賞を報告するとともに、同市に作品を寄贈したい考えを伝えた。五十嵐市長は「来年、つくば市で開かれる20カ国・地域(G20)の貿易・デジタル経済担当相会合の会場で飾りたい」と喜んで応じていた。

 吉原さんは「創作こけしは入り口のハードルが高くないので、多くの人にチャレンジしてもらい、一緒に作りたい」と呼びかけている。

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