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華麗な漆工芸、一堂に 奈良・大和文華館で展示

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 漆工芸の多彩な展開を紹介する特別企画展「大和文華館の日本漆工」が、奈良市学園南の同館で開かれている。奈良~江戸時代の館蔵品のほか、江戸時代の酒井抱一(ほういつ)下絵・原羊遊斎(ようゆうさい)作の蒔絵(まきえ)作品が特別出陳され、洗練された表現を堪能できる機会となっている。8月19日まで。

 日本では古来、漆の上に金や銀の粉を蒔いて模様を表す蒔絵技法が発展。原羊遊斎は、人気絵師だった酒井抱一の下絵を用いて華麗な作品を生み出し、2人のコラボレーションは高い知名度を誇った。

 展示品のうち、平安時代の「銅板地螺鈿(らでん)花鳥文説相箱」(重要文化財)は宝相華唐草(ほうそうげからくさ)と鳥の文様、江戸時代の伝本阿弥光悦作「沃懸地(いかけじ)青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒」(同)はさまざまな姿の鹿が目を引く。

 酒井抱一下絵・原羊遊斎作の「草花蒔絵五つ組杯」(大阪市立美術館蔵)は、朱漆の杯に蒔絵で菊や菖蒲などの文様が表された華麗な作品。両者による「枕形硯(すずり)箱」(個人蔵)は枕の形を模した珍しい硯箱で、片面に悪夢を食べる霊獣の獏(ばく)、もう片面には南天が表現されている。

 月曜休館。一般620円、高校・大学生410円、小・中学生無料。29日午後2時から、小林祐子・三井記念美術館主任学芸員が「蒔絵デザイン革命-酒井抱一と原羊遊斎の挑戦」と題して特別講演する。

 問い合わせは、大和文華館(電)0742・45・0544。

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