PR

地方 地方

春日部高囲碁部「チーム力で3連覇を」 23日から全国大会

Messenger

 6月の第42回全国高校囲碁選手権の県大会の団体戦で、3連覇を果たした春日部高校が23日から東京で始まる全国大会に臨み、3度目の全国制覇を目指している。団体戦を牽引(けんいん)するのは、昨年、史上最年少で全日本アマチュア本因坊決定戦で優勝し、リーダーを務める3年の林隆羽(りょう)さん(18)。全国大会に向けて部員とともに最終調整を続けている。 (大楽和範)

                   ◇

 林さんはさいたま市出身。5歳のとき、母親と弟の3人で出かけた地元の公民館で、たまたま囲碁に触れたのがきっかけだ。6歳から本格的に囲碁教室に通い、対局に明け暮れた。小学5年生で初めて全国規模の大会で優勝。「もっと強くなりたいと思いながら続けてきた」と振り返る。

 春日部高囲碁部の部員は3年生5人、1年生2人の計7人。全国を連覇中の強豪校にしては少ない。それもそのはず、林さんと同じ3年の中島駿さん(17)、そして中島さんの一つ上の兄・光貴さんの「不動の3人」で団体戦を連覇してきたからだ。林さんと中島兄弟は小学生時代からの囲碁仲間で、一緒に腕を磨いてきたという。

 光貴さんは今年3月に高校を卒業した。その穴を埋める存在になりつつあるのが3年の吉田陽人(はると)さん(18)だ。「たまたま囲碁部に入った」という吉田さんは囲碁未経験者だったが、「(林さんらに)『少しでも追いつきたい』という思いで頑張ってきました」と明かす。ルールすら知らない状態から短期間で全国レベルに相当する地力をつけてきたことに、林さんも「2年間でここまで強くなった人を他に知りません」と、その努力を認めている。

 全国大会のライバルは県立浦和高校。昨年、春日部高校が全国制覇したため、今大会は出場枠が1つ増え、県内からは春日部と浦和の両校が出場する。浦和高校には林さんが小学1年生から同じ囲碁教室に通い、気心の知れた強敵・林朋哉さん(3年)がいる。団体戦決勝トーナメントのくじ引き次第だが、「決勝で浦和高校と対戦することになれば『林対決』が優勝を決める一局になるかも」と中島さんは展望する。

 「無理にいかず、相手の出方をみて、(間違った手を打つ)失着を見逃さない」と意気込む春日部高校の林さんは、こう続けた。「チームワークで必ず3連覇したい」

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ