PR

地方 地方

【高校野球千葉大会】流経大柏2年・安永祥晟選手 耐えた4番の重圧「来年につなげたい」

Messenger

 四街道に4-10と大きくリードされて迎えた九回裏2死一、二塁の場面。左打席で低めの直球をたたくと打球は左中間を破り、ランナー2人をホームに返す2点適時二塁打となった。

 昨秋、今春と8強入りを果たし、Bシードで臨んだ今大会では2年生ながら4番を任された。初回にはその期待に応えるようにライトに特大の3点本塁打を放ったが、四街道に逆転され、その後大量リードをつけられると意気消沈し、思うような打撃ができなくなった。

 それでもアウトならゲームセットという大事な局面で迎えた九回裏の打席は落ちついていた。「体が開かないよう低い打球を打つことを心がけろ。そして、絶対につないでくれ」。直前に受けた先輩のアドバイスを頭に思い浮かべ、「流経は粘り強い。後ろが打ってくれる」と低めのボールをうまく体をためて左中間にはじき返した。

 長く流経大で大学野球の監督を務めた大田垣克幸監督がチームの指揮を執るようになったのは昨夏の大会直前から。大田垣監督はただ打って投げるだけでなく、野球の原点である「元気」と勝つ確率を高めるための「意思疎通」を大事にする野球を掲げるが、試合の敗因を「向こうの方が勝ちたいという執念が強かった。点差をつけられて下を向いてしまった」と振り返った。

 チームとしての修正点ははっきりしている。「3年生の悔しさを忘れず、下級生をしっかり引っ張って、来年につなげていきたい」。敗戦後、ロッカールーム前で目に涙をためながら、きっぱりとした口調で言い切った。(白杉有紗)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ