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ウナギ不漁も値上げせず 土用の丑前に専門店、知恵を絞り汗流す 三重

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 土用の丑(うし)の日(20日)を控え、稚魚の不漁でウナギの取引価格が高騰し、津市内の専門店は頭を悩ませている。書き入れ時だが、値上げすると客足が遠のきかねないため、多くは価格を据え置いている。仕入れ値の値上がり分を少しでも吸収しようと、メニューを限定したり、肝吸いを別料金にしたり知恵を絞っている。

 かつて養鰻が盛んだった津市内には専門店が多く、名物のひとつ。現在も21店舗ある。大門の老舗「はし家」は、値上げはせずに当日は持ち帰りのみの営業。上原正広社長は「多くの人に提供したいし、取引価格の値上げでウナギ全体の需要が落ちることが心配だから」と苦しい胸の内を明かす。

 丸之内養正町の「新玉亭」も今年から終日、店内の営業と出前を休み、持ち帰り弁当(1512円~)のみを販売する。午前は事前予約だけで午後はなくなり次第終了する。

 また同店では3月以降、値上げを避けるために肝吸いを別メニューにし、100円で提供している。元々、肝吸いは残す人も多いためだ。このほか、うな丼だけにメニューを限定することで仕入れの合理化、コスト削減を図る専門店もある。

 市内の専門店5店舗で作る「津うなぎ専門店組合」では、値段高騰を受けて丑の日の休業を検討したこともあったという。しかし、「値段は高くても夏はウナギ」との要望は強く、同組合店の新玉亭の杉本浩也社長は「津の人にウナギは昔から愛されている。限られた資源でもあり簡単ではないが、知恵と工夫で次世代に伝えていきたい」と話す。

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