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インバウンド呼び込め 伊東「川奈ホテル」が客室改装

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 伊東市川奈の高級リゾートホテル「川奈ホテル」が収益拡大を狙ってインバウンド(訪日外国人客)や家族連れなどを取り込むため、事業費約2億円をかけて客室をリニューアルした。「世界トップ100」にランキングされる国内屈指の名門ゴルフコースを経営資源として最大限活用するだけでなく、猛暑からラウンドが敬遠されがちな夏季に新規顧客層の開拓を図っている。 (松本恵司)

 川奈ホテルは毎年4月に女子ゴルフツアー、フジサンケイレディスクラシックが開催される富士コースを有する。ゴルフ場設計で世界的に著名なチャールズ・ヒュー・アリソン(1883~1952年)が設計し、昭和12(1937)年に18ホールが完成。海沿いの丘陵地という自然の地形を生かし、晴れた日には11番から富士山が遠方に臨め、海沿いの15番は高台のティーグラウンドからの眺望が米西海岸にある有名コースを彷彿(ほうふつ)させる。

 ◆世界の名門コース

 米ゴルフマガジン誌が毎回、「世界トップ100」に選出。直近の平成29年は68位で、日本からはほかに広野GC(40位、兵庫)、東京ゴルフ倶楽部(99位、埼玉)の名門が名を連ねる。

 同ホテルによると、ゴルフ熱が高い中国や韓国などのアジア諸国からだけでなく、欧米を含めて年間約2千人の外国人ゴルファーが名門コースをお目当てに来場するという。年間約5万5千人の利用者の約4%を占める。富士コースでのラウンドは通常ホテルの宿泊と一体化している。周囲には数多くの温泉地があり、世界文化遺産に認定された富士山という観光資源にも恵まれ、インバウンドを取り込むには好条件がそろう。

 そのため、総事業費1億7600万円をかけて全客室100室のうち47室で行ったリニューアルでは、主に快適性を重視。体格の大きな外国人客のためにベッド幅を20センチ広げ、家具も小さめなものに改めて客室内のスペースを確保した。また、“おもてなし”として、朝起きた際に相模灘の美しい景観などが目に飛び込むようにベッドの配置も工夫したという。

 世界的にゴルフ人口は若者のゴルフ離れなどの要因で減少傾向にある。国内では利用者の5人に1人が65歳以上といわれ、先細り感は否めず、ゴルフ場の倒産が急増して起死回生策の模索が続けられている。川奈は“世界の名門”という価値を生かし、外国人客を見据えた戦略を練る。静岡経済研究所によると、川奈はもともと稼働率が高いゴルフ場で、「一般ゴルファーにとってはプロの大会が開催される名門だけに、ぜひ一度は回ってみたいコース」と分析する。

 ◆家族向け企画も充実

 また、猛暑からラウンドが敬遠されがちな夏季の新規開拓として家族連れのイベントを充実した。きれいに芝生が敷設されたホテル前の庭で、家族向けのガーデンビュッフェ(宿泊プラン=1人当たり2万1200円~)を今年から期間(22日~8月8日、8月18~25日)を延長して企画。フラダンスの実演やスチールパンの演奏などを織り込み、南国風の演出も凝らすという。客室もエキストラベッドを設置し、子供のいる家族の利便性を考慮している。同ホテルでは「伊豆観光の一環として検討に加えていただければ」としている。

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