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【高校野球群馬大会】伊勢崎商・木村伊吹選手 3年間の思い、ボールに伝わった

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 三回裏、この回4点を失いなおも2死一、三塁のピンチ。「強気で思い切り投げてくれ」-ベンチからの声に笑顔で応えながらマウンドに向かった。

 いきなり四球を与えたものの2年生捕手、大沢の牽制(けんせい)に助けられた。続く四回は無失点。「3年の意地を見せることができた」

 もともとエースナンバーを背負っていた。今大会では外野手として先発投手を励まし続けた。持ち前の長打力を買われ4番打者としてもチームを牽引(けんいん)。冬は1キロを超える金属バットを2時間以上振り込んだ。

 「ヒットが打てるようになった」と手応えを感じて臨んだ2回戦。だが初打席はサードゴロ、続く打席も空振り三振に終わり、「4番バッターの役割を果たせなかった」と肩を落とした。試合もコールド負けを喫してしまったが、涙はなかった。「3年間の思いがボールに伝わってくれた。嬉しかった」と話す表情は最後まで爽やかだった。

 3年生4人で挑んだ夏大会。下級生に支えられ、1回戦はチーム悲願の公式戦初勝利を収めた。「夏の悔しさを忘れるな」。後輩に白星を託し、球場を後にした。 (糸魚川千尋)

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