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千葉県立病院、死亡13件含む7400件報告 29年度医療事故を公表

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千葉県立病院、死亡13件含む7400件報告 29年度医療事故を公表

 県病院局は13日、6つの県立病院から昨年度の1年間に計7400件の医療事故などの報告があったと発表した。このうち、患者の死亡事例は13件で、前年度より7件減った。

 平成20~26年に県がんセンター(千葉市)で腹腔鏡手術を受けた患者の死亡が相次いだことを受け、県は昨年1月に「県立病院における医療上の事故などの公表基準」を制定しており、今回は同基準に基づく2度目の公表となった。

 報告内容は影響の大きさに応じてレベル「5」~「0」の7段階に分類されており、このうち、「死亡」(レベル5)、「永続的な障害や後遺症が残った」(レベル4)、「濃厚な処置や治療を要した」(レベル3b)の3つを「アクシデント(医療事故)」とした。

 昨年度の報告件数は前年度より222件減ったものの、医療事故に限ると4件増えている。

 医療事故のうち、医療行為に誤りがあった可能性があるものについては事故調査委員会の調査結果を報告するとされており、同局は29年1月に佐原病院(香取市)で起きた70代男性が大腸がんの手術後3日目に死亡した事案の調査結果を公表。それによると、突然の嘔吐(おうと)で重篤化した誤嚥性(ごえんせい)肺炎が死因で、手術前後の体制に大きな問題はなかったとしている。