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福島から聖火リレー 復興と感謝、世界に発信 「被災地発に意味」「現実見て」

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福島から聖火リレー 復興と感謝、世界に発信 「被災地発に意味」「現実見て」

石巻市総合運動公園にある昭和39年東京五輪の聖火台。市の出発地誘致は実らなかったが、「福島も石巻もない。お互い頑張ろう」との声が聞かれた=12日、宮城県石巻市(塔野岡剛撮影) 石巻市総合運動公園にある昭和39年東京五輪の聖火台。市の出発地誘致は実らなかったが、「福島も石巻もない。お互い頑張ろう」との声が聞かれた=12日、宮城県石巻市(塔野岡剛撮影)

 岩手陸前高田市の「奇跡の一本松プロジェクト」の代表を務め、震災直後に市のスポーツドームで避難所を運営した市体育協会の前事務局長でササキスポーツ社長の菅野修(かんの・おさむ)社長(64)は北海道から聖火が回ってくるルートに、「(先月22日に)宮古-室蘭間に就航したフェリーで聖火を運び、宮古から南北に二手に分かれてリレーする方法もある。三陸沿岸の被災地をくまなく回るコースを設定し、被災地の将来を担う子供たちを少しでも多くランナーに選んでほしい」と話した。

 宮古市の山本正徳市長も「北海道からのルートはフェリーを使っていただきたいと期待しています」とのコメントを発表。大船渡市の戸田公明市長は「被災地の復興状況を支援への感謝を込めて、広く発信できるよう、市としても全面的に協力していきたい」と県内でのコースに選ばれることに期待感を示した。

 達増拓也知事は「聖火リレーは、国内外からいただいた支援に対する感謝を伝えるとともに、復興に向けて取り組む姿を全世界に発信する絶好の機会ととらえている」とのコメントを出した。