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水耕栽培メロン初収穫 道の駅湯の香しおばら 栃木

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水耕栽培メロン初収穫 道の駅湯の香しおばら 栃木

 那須塩原市関谷の道の駅湯の香しおばらで12日、敷地内のビニールハウスで水耕栽培されたメロンが初めて収穫された。道の駅を運営するアグリパル塩原会が東京都町田市の農園が開発した栽培設備と技術を県内で初めて導入した。メロンは追熟させ、来週末にも道の駅の直売所で販売を開始する。

 この水耕栽培法は町田商工会議所が中心となり、同市内外の10社が協力して開発。「ゆらぎ水流式水耕栽培槽」という水槽の中に根付かせて管理する新しい栽培法で、養分吸収を促進、根も全体に広がりやすくして根腐れしやすい水耕栽培の欠点をクリア。年間を通じて栽培が可能になった。

 同塩原会はこの「まちだ式水耕栽培」を知り、君島圭一会長(67)らが昨年9月、町田市の「まちだシルク農園」を視察。道の駅敷地内にビニールハウス1棟(99平方メートル)を建て、6つの同水耕栽培槽を設置。同農園の指導を受けながら栽培。総事業費は750万円で、300万円は県の補助を受けた。

 ハウス内にはハンモック状につるされた網の中に約150個のメロンが育っている。収穫の目安を迎えた同日、君島会長がメロンのつるを切り、6個を摘み取った。収穫したメロンは重さ1・2~1・5キロ。ハウス内には胴回り54センチという大型メロンも育っている。

 同塩原会では年2度の収穫を計画、次は8月末に種をまき、11月に収穫を予定している。君島会長は「1個2千円ほどで販売し、今後は菓子やジュースなど加工品も考えたい。道の駅を訪れる観光客に農業を身近に感じてもらえたらうれしい」と話した。(伊沢利幸)