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【高校野球新潟大会】東京学館サヨナラ勝ち シード4校が姿消す波乱

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【高校野球新潟大会】
東京学館サヨナラ勝ち シード4校が姿消す波乱

 第100回全国高校野球選手権新潟大会は5日目の12日、6球場で2回戦計16試合が行われた。初戦を迎えたシード校のうち高田北城、糸魚川、村上桜ケ丘、上越の4校が相次いで姿を消す波乱となる中、新発田と十日町、長岡大手、開志学園の4校は3回戦へと順調に勝ち上がり、明暗を分けた。

 みどりと森の運動公園野球場(新潟市西区)では、昨夏8強の東京学館新潟が同4強でシード校の高田北城と激突。延長戦で東京学館新潟が4-3のサヨナラ勝ちを収めた。

 四回、東京学館新潟は3番小林の安打と4番鈴木の二塁打で好機を作り、5番井川の適時打で先制点を挙げる。六回に1点を加えて2-0とリードを広げた。

 高田北城は七回、安打で出塁した3番小川と5番熊木が6番斉藤歩の二塁打で生還し、同点に追いつく。さらに適時打が飛び出し逆転に成功した。しかし、東京学館新潟がすぐに追いつき、延長戦に突入した。

 迎えた延長十二回、東京学館新潟は二塁打で出塁した5番井川が8番田村颯の犠飛でホームを踏み、白熱の接戦に決着をつけた。

 敗れた高田北城の辰尾健太監督は「本当にナイスゲームだった。今までやってきたことを全部出してくれた」と選手をねぎらった。

 大会6日目の15日は、4球場で3回戦計8試合が行われる。

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 ■高田北城3年 小林雅弥投手 1人でマウンド守り抜く

 東京学館新潟との延長十二回に及ぶ熱戦を最後まで投げ抜き、エースとしてマウンドを守った。「最初から1人でいくつもりだった。打たれてしまって申し訳ない」と涙を浮かべた。

 創部以来初めて4強入りした昨夏の大会では2番手投手としてマウンドに立ち、歴史を塗り替えた先輩たちの背中を見ながら「自分もチームの大黒柱になろう」と心に誓った。新チームではキャプテンとして先頭に立ち、仲間と助け合いながら甲子園を目指して汗を流してきた。ただ、夢はかなわなかった。

 進学予定の大学で野球を続けるかどうかは、まだ決めていない。「来年の夏に向けて徹底(して強化)すべきところは徹底し、みんなで協力してチームを引っ張っていってほしい」。夢の実現を後輩に託した。(太田泰)