産経ニュース

【高校野球千葉大会】白井・村山裕太主将 唯一の3年…「楽しもう」後輩鼓舞

地方 地方

記事詳細

更新

【高校野球千葉大会】
白井・村山裕太主将 唯一の3年…「楽しもう」後輩鼓舞

 エース、主将として臨んだ最後の夏は東京学館船橋を相手に五回コールド負けで幕を閉じた。それでも県大会の開幕戦に出場し憧れのZOZOマリンスタジアムで試合が行えたことを「部員が少ない中で頑張ってきたことのご褒美」と素直に喜んだ。

 チーム唯一の3年生。野球部の門をたたいた1年生のとき、部員は3年生4人、2年生2人で、自身を含めた7人では単独でチームを作れず、船橋豊富との合同チームで夏の県大会に臨んだ。

 入部当初は外野と遊撃を守っていたが、その後、「先輩たちの力になりたい」と練習試合で全てのポジションをこなすように。3年生が抜けた1年の冬には一時部員が自分と2年生の先輩1人の2人だけになり、ノックなど個人練習中心のメニューで地道に力を磨いた時期もあった。

 その後、現在の2年生が入部して単独でチームが組めるようになり、昨年、今年と「白井」の名を背負って大会に臨める喜びを味わった。0-25と大きくリードされたこの日の試合も投手、一塁、中堅と複数のポジションをこなし、「せっかくマリンで試合ができるんだ。最後まで楽しもうよ」と後輩たちを鼓舞し続けた。

 「これで野球はたぶん最後になる。最後に先輩としてビシッと決められなかったのは情けないが、一生の思い出になった」。試合に負けた悔しさをかみしめつつも最後はすがすがしい表情で球場をあとにした。(白杉有紗)