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【高校野球神奈川大会】相模原青陵・市村伶央主将 見せた諦めない野球

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【高校野球神奈川大会】
相模原青陵・市村伶央主将 見せた諦めない野球

 八回、自らのバットで加点して反撃に出るも、初戦敗退。だが、正規部員8人と2人の助っ人からなる“弱小チーム”を自認しながらも4得点し、チームの粘り強さを見せつけた。そのチームを常に支えてきた。

 1年から入部し、3年まで続けてきた部員はたった2人。主将とエースナンバーの佐野だ。2人は何でも言い合える仲で、練習でも一緒にキャッチボールをしながら互いを高め合う関係だった。県大会に出るのに部員が2人足りないというときには、2人は先生とマネジャーの力を借り、未経験の生徒に声をかけて部員を集めた。とにかく大会に出たい、野球をしたいという思いでいっぱいだった。

 八回のチャンスでは、「試合をひっくり返してやる」という意気込みで打席に立った。「諦めない野球を見せられたと思う」と試合後に語った。野球好きの家族の影響で小学生から野球を始め、今まで続けてきた、根っからの野球好き。どんな逆境にあっても、野球を続ける環境づくりを自分で行ってきた。

 学校は平成32年に他校と統合する。「2年生には『来年が最後。頑張れ』と声をかけた」と話す表情は、晴れ晴れとしていた。