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幕末のイケメン・渋沢平九郎の魅力満載 深谷で企画展 日記や実物大パネル

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幕末のイケメン・渋沢平九郎の魅力満載 深谷で企画展 日記や実物大パネル

 現在の深谷市出身で「幕末のイケメン」として評判の高い渋沢平九郎の企画展が渋沢栄一記念館(深谷市下手計)で開かれている。明治新政府軍と旧幕府軍(振武軍)が激突した慶応4(1868)年の飯能戦争に参戦、22歳の若さで自刃した平九郎。日記など貴重な史料を初公開している。(石井豊)

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 「幕末のイケメン! 渋沢平九郎展」は、平九郎の没後150年を記念して企画。平九郎は近代日本の産業経済の礎を築いた深谷市出身の実業家、渋沢栄一の妻の弟で、栄一が慶応3(1867)年に渡欧した際、栄一の養子になった。

 その後、平九郎は戊辰戦争の中では県内唯一の局地戦となった飯能戦争に旧幕府軍として参戦した。しかし、新政府軍に圧倒され、敗走。その途中、現在の越生町で敵に囲まれ、脇差しを抜いて戦った後に割腹、短い生涯を終えたという。

 企画展は平九郎が「幕末のイケメン」と評判を呼んだ写真の実物大パネルのほか、寄贈された「藍香選 渋沢平九郎昌忠伝」や栄一の養子になった祝いの記録、平九郎の日記「東遊録」などを展示している。

 このうち「渋沢平九郎昌忠伝」では、平九郎について「剣は人に教えるほどの腕前だが、身のこなしは美しく、色白で背が高く、腕力もある」と記されている。

 記念館の馬場裕子学芸員によると、平九郎はインターネット上で「幕末のイケメン」の一人として注目されている。平成28年2月に幕末のイケメンを特集したテレビ番組で、タレントのマツコ・デラックスさんが平九郎を評価すると、さらに注目が高まったという。

 馬場さんは「平九郎さんはイケメンといわれるが、顔だけではなく、剣術は神道無念流を学び、和歌も詠む魅力あふれる人物。ぜひ企画展に足を運んでほしい」と話している。

 29日まで。入館無料。問い合わせは、記念館(電)048・587・1100。