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富士吉田市内のブロック塀10カ所「不適合」 みずほ公園を最優先で撤去

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富士吉田市内のブロック塀10カ所「不適合」 みずほ公園を最優先で撤去

 富士吉田市は10日、市の公共施設のうち計10カ所のブロック塀が、昭和56年に改正された建築基準法施行令に適合していなかったと発表した。

 不適合は先月実施した緊急調査で確認。すべて撤去する方針を決め、市は同27日の6月議会最終日、約3840万円の補正予算案を追加提案し、可決された。

 このうち、同市新町のみずほ公園沿いのブロック塀撤去は、3日に完了した。今月中に軽量の金網フェンスを設置する方針だ。

 市都市基盤部によると、現場は市立下吉田第一小学校などの通学路で、歩行者用の「グリーンベルト」がある道路沿い。

 地面に接する擁壁と上部のブロック塀を合わせた高さが、法令の2・2メートルを超えていた。

 大阪北部地震で通学中の女児がブロック塀の下敷きになり死亡した大阪府高槻市の現場と形状が似ており「最優先で撤去を決めた」(渡辺金男部長)という。

 法令違反の公共施設は、同公園や明見コミュニティーセンターなど5カ所。学校は下吉田第一小、下吉田中、明見中、吉田中の4校5カ所。ブロック塀の高さや、塀を支える控え壁の間隔が法令範囲を超えていたほか、3カ所で控え壁が設置されていなかった。

 堀内茂市長は10日の会見で「防災・減災を考えるともっと早く点検や確認をすべきだった。行政として反省し、できる限り早い手当てをしたい」と述べた。