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【高校野球群馬大会】富岡3アーチで快勝

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【高校野球群馬大会】
富岡3アーチで快勝

 第100回全国高校野球選手権県大会は10日、上毛新聞敷島球場、高崎城南球場など3球場で1回戦8試合が行われ、富岡、桐生西、高崎商、前橋商などが勝ち上がった。

 初回、4番横山の犠打で先制した富岡は、7番寺島が二、三回と本塁打を放ち得点を重ね、六回コールドで市前橋を下した。

 桐生西は初回に2点を上げ先制。八回に適時打を連発した興陽に逆転されたが、最終回に8番稲垣の適時打で2点を追加。シーソーゲームを制した。13安打で11点を上げた高崎商は、投げてはエース小沢が桐生の打線を圧倒。無失点で六回コールド勝ちを収めた。

 前橋商は二回に2番吉田晃と7番真藤、三回に3番吉田蓮が本塁打を放ち、16-0で四ツ葉・玉村を下した。このほか高崎経大付、高崎北、館林、樹徳が2回戦進出を決めた。

 

 ▽1回戦

 【上毛新聞敷島球場】

 市前橋   000 000-0

 富 岡   114 022x-10

(六回コールド)

(市)新井、清水、真藤-横地

(富)寺島-南

 ▽本塁打=寺島2、神戸(富)▽三塁打=長岡(富)▽二塁打=新井聖2、神戸(富)

 桐生西   200 110 002-6

 興 陽   000 010 130-5

(桐)稲、北、神沢-三俣、丸山

(興)見城、尾形-倉林

 ▽三塁打=小林(桐)▽二塁打=須藤、城代、丸山、田村(桐)、倉林、林、尾形、見城(興)

 高崎商   201 008-11

 桐 生   000 000-0

(六回コールド)

(高)小沢-湯浅、野村

(桐)植木、恵後原、田上-大滝

▽三塁打=黒崎、小沢(高)▽二塁打=片野、小池翔、黒崎(高)

 【高崎城南球場】

 四ツ葉・玉村000 00-0

 前橋商   066 4×-16

(五回コールド)

(四)田幡、松本、原沢、田幡-武井

(前)星野、松村、井上-岩崎、西岡

 ▽本塁打=真藤、吉田晃、吉田蓮(前)▽二塁打=戸塚(前)

 高崎経大付 011 001 024-9

 前橋東   002 000 001-3

(高)鈴木悠、萩原悠-丸山

(前)稲葉-山崎

 ▽本塁打=丸山(高)▽三塁打=丸山(高)、若林、山崎、大崎(前)▽二塁打=花岡、小田桐(高)、栗原、笹沢(前)

 高崎北   200 001 4-7

 吉 井   000 000 0-0

(七回コールド)

(高)今井-須賀、広沢

(吉)岩井-高橋佑

 ▽二塁打=横山(吉)

 【桐生球場】

 高崎工   100 000 0-1

 館 林   221 101 1x-8

(七回コールド)

(高)石北、上原-須藤

(館)中村-田代

 ▽二塁打=田村、青木(館)

 樹 徳   002 200 020-6

 太田東   000 000 003-3

(樹)堤、本間、長谷川-今泉

(太)長内、江幡、高山-今泉、厚川、益満

 ▽三塁打=金井(樹)▽二塁打=西山2(樹)、染谷、小林(太)

                   ◇

 ■市前橋・金谷圭祐選手 膝の手術を乗り越え…夏に込めた思い

 「自分が打ってチームを盛り上げなければ」

 ベンチからの声援を背負い、打席に入った初回表。力いっぱい振り抜き、打ち返した。結果は内野ゴロでアウト。夏大会に込めた思いが強かった分、力みすぎてしまった。

 1年秋から4番打者を任され、主軸としてチームを率いてきたが、年明けに右膝をけがした。手術後もしばらくは松葉づえをつく日々。2年の夏大会には出られず、「できることは応援のみ」とスタンドで太鼓をたたき、声を振り絞った。母の直子さん(51)は、遠目で仲間を見守る息子の姿を「どこか寂しそうだった」と振り返った。

 苦難を越えて臨んだ念願の夏大会。シード校・富岡を相手に最後まで諦めなかった。「力まず行けよ」。五回裏、3本目の本塁打を許した投手・清水に声をかけ続けた。

 しかし、次々と強打を放つ富岡を押さえ込めず、六回コールド負け。実力を出し切れなかった。

 「このチームでもっと野球がしたかった」

 打てなかった悔しさに大粒の涙を流しながらも、「わがままを聞いてくれて、自分のバッティングを信じてくれてありがとう」と仲間に感謝した。