産経ニュース

茨城の景気「緩やかに回復」 日銀、9カ月連続据え置き

地方 地方

記事詳細

更新


茨城の景気「緩やかに回復」 日銀、9カ月連続据え置き

 日銀水戸事務所は、7月の県内金融経済概況を発表し、景気情勢は「緩やかに回復している」との判断を9カ月連続で据え置いた。同事務所によると、5月の有効求人倍率も1・61倍と高水準を維持しており、県内経済の先行きについては、引き続き製造業を中心に緩やかながら回復のテンポを強めていくとみている。

 個人消費では5月の百貨店やスーパーの販売額は、身の回り品や雑貨などが堅調だったが、食料品などが低調で3カ月連続で前年を下回った。6月の乗用車新車登録台数は、普通・小型車、軽自動車ともに前年より少なく、全体でも2カ月連続で前年より減った。

 5月の新設住宅着工戸数は、持ち家と賃貸系がいずれも前年を下回り、全体でも2カ月ぶりに前年を下回った。5月の公共工事請負金額は、国、独立行政法人、県がいずれも前年より高く、全体では4カ月ぶりに前年を上回った。

 同事務所の担当者は「製造部門の回復が個人消費などに波及していくことが期待されるが、人件費や原材料費、燃料費の上昇など、下振れリスクも注視したい」としている。