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「合葬式」へ変わる墓地 神戸市も整備、管理や費用負担軽減

神戸市が開所する鵯越合葬墓。献花台やモニュメントの奥に遺骨が納められる=同市北区
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 神戸市は、個別の墓を作らずに遺骨をまとめて納める「合葬式墓地」の運営を今月中に始める。同様の墓地は、県内の公営墓地でも続々と整備。すでに設置されている自治体では、身寄りのない高齢者などが生前予約するケースも多くみられ、核家族化や少子高齢化の流れに伴って、埋葬のあり方にも変化が表れている。

 神戸市が市立鵯越(ひよどりごえ)墓園(同市北区山田町下谷上)内に開所するのは「鵯越合葬墓」。焼骨を納める施設として、骨袋に入れて共同で埋蔵する地下の合葬施設(1万人分)と、一定期間は個別に安置した後に合葬する地上の個別安置施設(1600人分)の2施設を用意した。正面には六甲山や神戸ポートタワーなど海から眺める神戸の街並みをイメージしたモニュメントがあり、墓参りはモニュメント前の献花台から行う。

 市立墓園では近年、墓の区画を返還する「墓じまい」の件数が増加。平成27年に行ったアンケートでも、回答者の約半数が将来の墓として「合葬式や納骨堂を考えている」と回答した。従来の墓では、維持管理の担い手の心配や初期費用だけで平均200万円ほどかかる経済的負担が大きいことが理由となっており、市は合葬式墓地の開設を決めた。

 市によると、県内の公営墓地ではすでに加古川、明石、宝塚の3市が合葬式墓地を整備。各市では、申し込みの半数程度が生前申し込みといい、「墓を管理する人がいない」「子や孫に負担をかけたくない」などの声が多いという。

 鵯越合葬墓では、18日午前11時半~午後3時まで内覧会を実施する。事前申し込みは不要。第1回申し込みは、郵送で19日から8月10日まで受け付ける。使用料は合葬施設で5万円、10年間の個別安置後の合葬で10万円などで、管理費はかからない。問い合わせは市斎園管理課墓園管理センター(電)078・621・5667。

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