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九州「正論」懇話会  拓殖大教授・呉善花氏「日本は安易に金を出すな」

半島情勢について講演する呉善花氏(仲道裕司撮影)
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 9日に西鉄グランドホテル(福岡市中央区)で開かれた九州「正論」懇話会の第137回講演会。韓国出身で拓殖大教授の呉善花(オ・ソンファ)氏は米朝首脳会談など、朝鮮半島における融和ムードは、韓国と北朝鮮がつくり出した「ショー」だとした上で、日本に対し「北朝鮮の非核化と人権問題の解決を訴え続けてほしい」と強調した。講演の主な内容は以下の通り。

 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による6月の首脳会談では、北朝鮮が核兵器を放棄するのではと、期待しました。それだけに、共同声明に中身がなく、抽象的な内容だったのに、いらだち、失望も大きくなりました。

 トランプ氏は北朝鮮だけが周りとは違い、真っ暗闇で地獄なんだと暗示する映像を流し、会談で北朝鮮側に見せたそうです。中国につくのか、米国につくのかを迫った。

 でも、金氏にとって大事なのは、祖父と父と、自身を神格化することです。北朝鮮そのものが、一大宗教のようなものです。

 共同声明には「朝鮮半島の非核化」が盛り込まれました。これは北朝鮮だけの非核化ではない。在韓米軍の撤退も要求している。共同声明によって、米国は北朝鮮を攻撃できなくなりました。

 北朝鮮はトランプ氏との会談後、ものすごく生意気になった。世界中の偉い人が自分に会いたがっていると考えるようになった。

 南北首脳会談なども含め一連の会談は、金氏に「勇気」を与え、北朝鮮が核兵器を保有していると宣言したことにもなった。

 この状況をつくったのは、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領です。南北首脳会談は映画のワンシーンのようでしたが、あれも韓国側が脚本を作ったようなものです。文氏は、平和の世の中を映像で見せようとした。まさに「平和詐欺ショー」を、韓国が演出したのです。

 このショーの結果、金一族を神格化した北朝鮮に、韓国人はあっという間にひかれてしまった。金氏は巧みな詐欺師だったのです。

 韓国の文氏は北朝鮮と連合国家になることで、経済問題を解決しようとしている。

 韓国は今、過去にないほど、失業率が高い。そこで北朝鮮から中国への鉄道を通したり、電力事業で市場を広げ、中国の唱える一帯一路構想に乗っかろうとしている。韓国の企業も夢が膨らんでいる。

 こんな状況ですが、日本は米国に対し、日本人拉致問題も含め人権問題で北朝鮮に迫るよう言い続けていくしかありません。地獄のような生活を送る人たちが、北朝鮮にはいます。

 北朝鮮は日本を、言えばカネを出すATM(現金自動預払機)としかみていません。いくら出しても「ありがたい」とは思わず、「まだ足りない」というような国です。安易に金を出してはいけません。

 金正恩政権がつぶれない限り、北朝鮮の非核化も、拉致問題も、何も解決しない。日本は声をあげ続けるべきなのです。

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