PR

地方 地方

【高校野球埼玉大会】大宮東・島村大樹投手 仲間に恩返し、投打で活躍

Messenger

 初回、いきなり先制を許した。最少失点で抑えたが、ショックから立ち直れず、その後も四球を出すなど不安定な投球だった。

 三回裏の攻撃を終えていったんベンチに戻ると、3年の先輩たちから冗談交じりに声をかけられた。「お前、硬いよ」。この一言で“覚醒”した。「ハッと目が覚めた思いがした」。仲間を信じて自分の投球をしようと割り切ると、投球内容も上向きになり始めた。

 同点の八回裏、2死三塁の場面で打席が回ってきた。「絶対に打つ」。深く踏み込み、チェンジアップを流し打った。打球は三遊間を抜けて左前に。待望の決勝点をたたき出した。九回表は走者を出したが、最後はダブルプレーでしのいだ。

 河西竜太監督は「練習を重ねればもっと光り出す」と期待する。実は、1年の秋から冬にかけて両足を骨折した。3カ月近く練習に参加できなかった。それだけに、迷惑をかけた野球部の仲間に恩返しをしたいという思いで開幕試合に臨んだ。

 野球帽の裏側に刻まれた「仲間」という2文字の刺繍(ししゅう)。「ひとつでも多く先輩たちと野球をしたい」。そう語って帽子をかぶり直した。(竹之内秀介)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ