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九州・山口に大雨 土砂崩れ、冠水…各地で家屋倒壊相次ぐ 高速通行止め、鉄道も運休

道路脇から崩れた土砂が上下線をふさいだ北九州市小倉南区の九州道=7日午前8時半(共同通信社ヘリから)
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 九州・山口は大雨で大規模な冠水に見舞われ、自宅に取り残されるなど、各地で被害を受けた。気象庁は7日、福岡、佐賀、長崎の各県に出していた大雨特別警報を解除したが、警察や消防などは安否不明となっている住民の捜索を夜を徹して続けた。南部九州では同日も大気が不安定で激しい雨に見舞われ、土砂災害などへの警戒が続いた。

 福岡県では男女3人の安否が分からなくなった。

 北九州市門司区では住宅が土砂崩れに遭い、連絡が取れなくなった60代の夫婦の捜索が総勢130人を上回る規模で行われた。地元の警察や消防のほか、自衛隊員も加わった。だが、現場は住宅密集地で大型の重機が入れず、スコップを使い土砂を掘り起こすしかなく、作業は難航した。

 同県筑紫野市では60代女性が濁流にのみ込まれ、行方不明になった。その後、約500メートル離れた水路で心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認された。

 久留米市では河川が氾濫した。住宅街や農地が冠水し、床上や床下の浸水が相次いだ。消防隊員らは逃げ遅れた人を救出しようと救命ボートに乗り、各世帯を巡回した。

 佐賀県では、伊万里市にある福祉作業所の男性利用者と佐賀市の80代女性が行方不明になっており、県警などが捜索を進めた。

 唐津市では、JR九州の社員らが、JR筑肥線で6日に電車が脱線した現場の把握に努めた。運転再開のめどは立っていない。

 大分県杵築市の市道では、深さ5~6メートルの陥没が生じた。7日未明に走行中の車が誤って落ち、乗っていた50代の男女2人が軽傷を負った。

 山口県でも土砂が流入して住宅が崩壊するなどし、住民の安否が気遣われる事態が相次いだ。

 岩国市周東町では住宅に土砂が入り、2人が埋まったとの通報が地元消防にあった。90代女性は救出されたが、70代女性の安否は分かっていない。市内では他にも住宅1軒が川に流され、住人との連絡が取れていないという。

 周南市では土砂が流れ込んだ住宅が倒壊し、下敷きになった住人の60代女性が、豪雨の犠牲になった。

 村岡嗣政知事は7日、陸上自衛隊に災害派遣を要請するなど、対応を急いだ。

 大雨で、九州一円の交通網は大きな打撃を受けた。

 九州北部では広い範囲で高速道路が通行止めとなり、物流網が寸断された。

 西日本高速道路によると、九州道の新門司インターチェンジ(IC)-小倉東IC間や、東九州道の椎田南IC-豊前IC間で6日、のり面が崩れて土砂が上下線をふさいだ。

 JR西日本は、6日午後から山陽新幹線の一部区間で運転を見合わせ、利用客が足止めされた。博多駅では同日夜、車両を「列車ホテル」として開放し、約150人が利用した。

 在来線でも7日にかけ、運休や減便が続出した。

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