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大東建託、川崎で違法残業 未払い賃金も 労基署が是正勧告

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大東建託、川崎で違法残業 未払い賃金も 労基署が是正勧告

 賃貸住宅建設大手の大東建託が、川崎市内の支店で労使協定(三六協定)の上限時間を超える違法な残業をさせていたとして、川崎北労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かった。元社員が加入するブラック企業ユニオンが明らかにした。

 ユニオンによると、営業職だった20代の男性に対し、昨年10月、三六協定上限の70時間(繁忙時は80時間)を超える97時間の残業をさせた。是正勧告は6月。残業代は一定時間分しか出ておらず、未払い賃金についても是正勧告が出された。

 男性の仕事は土地所有者を回りアパートの建設などを勧める内容。入社時の面接では土日休みと言われたが、実際は週1日しか休めず、終業時間後に上司から「もっと回れ」と言われ、営業を続けることもあった。

 男性によると、残業時間が上限を超えていることが発覚しないため、勤務時間の過少申告をしていた。具体的には、運転時間が記録される営業車を使わず、自転車で営業をした。上限を超えた際は勤務記録の書き換えをさせられたという。

 大東建託広報部の担当者は「是正勧告は事実。重く受け止め、適正な労働時間の管理に努めたい」と話した。男性が証言した勤務時間の過少申告については「詳しいことは確認できないが、過少申告するよう指導したことはない」と答えた。