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岩手・矢巾の中2生自殺3年 「命の大切さ教えていく」町教委、再発防止に決意

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 矢巾町で平成27年7月、中学2年の村松亮さん=当時(13)=がいじめを苦に自殺してから、5日で3年。全国的にいじめが一因とみられる児童生徒の自殺があとを絶たない。町教育委員会の和田修教育長は「二度とこのような不幸が起きないようにという思いを常に持ち、すべての学校で命の大切さを教えていく」とのコメントを出し、再発防止に取り組む決意を改めて示した。

 町は29年4月から、いじめ防止対策に関する条例を施行。いじめが疑われるときの情報提供を「町民の責務」とし、「いじめ根絶に向けての町民の主体的な取り組み」を進め、町教委と町内の小・中学校の相談体制を整備した。

 県教育委などの調べによると、村松さんは1年生のときからいじめを受けていた。

 生活記録ノートに自殺のサインと認識できる「死ぬ場所決まっている」などの記述があったが、学校は情報を共有せず、適切な対応をとっていなかった。

 村松さんの自殺は、いじめへの組織的対応の重要性を認識する契機になった。

 県教委は28年度から、いじめの積極的認知▽教職員間の情報共有▽迅速的な組織対応-などの取り組みに着手。その結果、28年度のいじめ認知件数が小・中・高校、特別支援学校で計5750件と、27年度に比べ1500件近く増えた。県教委の橋場中士(あつし)生徒指導課長は、この状況を「認知はいじめ対策の第一歩」と前向きに受け止めている。

 いじめが原因の自殺は全国的に後を絶たず、市立中学生の自殺が相次いだ仙台市では今年4月、市長部局の子供未来局にいじめ対策推進室を設置した。市としていじめ防止条例の制定も目指している。

 担当者は「全市的な視点でいじめ対策に取り組んでいく」と話している。

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