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西日本シティ銀発行の小冊子「強くなろう」シリーズ100号 福岡

「強くなろう」シリーズが並ぶ西日本シティ銀行の支店
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 ■故郷の歴史・文化伝える

 福岡・博多の文化や偉人を紹介する西日本シティ銀行の小冊子「博多に強くなろう」の最新号が5日、発行される。故郷の魅力を伝えようと、発行を始めてから約40年。北九州編とあわせて、「強くなろう」シリーズ通算100号となる。冊子は同銀行の各支店で無料配布する。(九州総局 村上智博)

 小冊子は昭和54年、福岡相互銀行(現西日本シティ銀行)の社長、四島(ししま)司氏の一声で始まった。

 50年に山陽新幹線が博多まで伸びた。四島氏は遠方から来た人に、博多の伝統行事や歴史を尋ねられることが増えた。どんな質問にも答えられるように、「博多学」を銀行発でやろうとした。

 四島氏から「あんたがやらんね」と指示されたのが、同銀行の広報担当だった土居善胤(よしたね)氏(90)だった。

 「博多に強くなろう」の第1号は、明治時代の呉服商、渡辺與(よ)(与)八郎をテーマにした。與八郎は私財を投じて福岡・天神の開発に寄与し、「渡辺通り」にその名が残る。その歴史的な地域貢献を、専門家と四島氏らの対談をまとめるスタイルで冊子にした。

 以後、高杉晋作ら維新志士を保護した勤王歌人、野村望東尼や、福岡出身の元首相、広田弘毅ら人物に加え、「博多にわか」など伝統芸能もテーマにした。

 平成4年からは、北九州版も登場した。こちらは北九州市にゆかりのある作家、森鴎外や松本清張らを紹介した。

 ただ、土居氏が高齢となったため、徐々に発行の間隔があくようになった。99号発行は、平成28年4月だった。

 それでも土居氏は、四島氏が生前目標とした100号に向けて、気持ちを奮い立たせた。

 記念の100号は、福岡ゆかりの戦国武将、後藤又兵衛を取り上げた。

 土居氏の司会で、西日本シティ銀行の谷川浩道頭取と、九州大の福田千鶴教授(日本近世史)が対談した。豊臣方として大坂の陣で奮戦した又兵衛の生きざまを紹介している。

 同銀行は今後、強くなろうシリーズの対象を福岡県一円に広げる。小冊子のバックナンバーは、ホームページで公開している。

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