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あおり運転、空から取り締まり 福岡県警、ヘリで「証拠」録画

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あおり運転、空から取り締まり 福岡県警、ヘリで「証拠」録画

福岡県警がヘリコプターから撮影した、あおり運転取り締まりの訓練画像 福岡県警がヘリコプターから撮影した、あおり運転取り締まりの訓練画像

 福岡県警は、高速道路で車間距離を詰めるなどの「あおり運転」を摘発しようと、高感度カメラを搭載したヘリコプターを使い、上空から違法行為を認定する取り締まりを始めた。ヘリによる監視は他の県警でも進めるが、パトカーとの連携が大半で、録画映像という「証拠」を直接得る例は珍しいという。

 昨年6月、神奈川県の東名高速道路であおり運転をされ、停止させられた夫婦が死亡する事故が発生した。警察庁は今年1月、捜査の徹底を求める通達を全国の警察に出し、佐賀県警などが上空監視を始めた。ただ、無線連絡でパトカーが駆け付けても間に合わず、現認できない事例も出ている。

 こういった問題を踏まえ、福岡県警は今年2月からカメラ搭載のヘリ運用を試行的に始め、乗員とパイロットの連携を確認した。カメラは数百メートル先の車のナンバーを捉える。5月16日以降、月数回を想定した本格的な取り締まりを始めた。

 県警高速隊によると、1~4月は、通報内容からあおり運転があったとみる114件の大半が現認できないなどの理由で立件に至っていない。

 これに対し、上空の取り締まりでは初日から道交法違反(車間距離不保持)の疑いで運転手を摘発、効果が出始めている。

 高速隊の竹下祐次副隊長は、「あおり運転の抑止につながると期待している」と話した。