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路線価 23年連続で下落 7地点で横ばい 緩やかな改善傾向 長野

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  国税庁関東信越国税局は2日、平成30年分の県内路線価を公表した。継続調査する標準地(約5800地点)の平均変動率は、対前年比0・6%の下落となった。平均変動率の下落は、計算方法が変更されてはいるものの、8年から23年連続となる。ただ、下落幅は、前年より0・2ポイント縮小し、比較可能な23年から8年連続で縮小しており、緩やかながら土地価格の改善傾向を反映している。 (太田浩信)

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 相続税や贈与税の算定基準となる路線価は、毎年1月1日を評価時点として公示地価や売買実例額、不動産鑑定士による鑑定評価額などをもとに算定されており、公示地価に対して80%程度の価格水準となる。

 県内10税務署別の最高路線価をみると、前年と比べた変動率で上昇した地点はなかった。このうち横ばい地点は、松本税務署管内で前年の下落から転じるなどして、計7地点となった。伊那や信濃中野、木曽の3税務署管内では、下落が続いている。

 県内の最高路線価地点は、長野市南長野の長野駅前通り(長野税務署管内)。1平方メートル当たりの路線価は、前年と同じ28万5千円で、元年から県内最高価格地点を維持している。21年以降は6年連続で下落していたが、27年に横ばいに転じた。都道府県庁所在都市の最高路線価順位は30位で、前年の29位から後退した。

 他の横ばいだった地点をみると、2位の軽井沢町軽井沢の旧軽井沢銀座通り(佐久税務署管内)では、高級別荘地のブランドイメージと観光客の入り込み増が定着している。

 一方、3位の松本市深志1丁目のしらかば大通りは、5年から25年連続で下落が続いていた。評価を行った不動産鑑定士によると、松本駅周辺の中高建築物の商業店舗やホテル建設用地の需要が根強いため、横ばいに改善したという。

 4位の上田市天神1丁目のお城口広場は26年から、5位の諏訪市諏訪1丁目の国道20号線は29年から、それぞれ横ばいが続く。

 下落した3税務署管内に関しては、7位の伊那市荒井の県道南箕輪・沢渡線、8位の中野市中央4丁目の銀座通り、9位の木曽町福島の本町通りで、いずれも前年より変動率が1ポイント下落した。

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