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曽根崎の老舗バー、年内閉店 バーテンダー・千頭一心さん「いろんな職業や国の人と出会えた」

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 「お客さんにくつろいでもらうための社交場」としてバーテンダーの千頭一心さん(86)が開き続けた大阪・キタの老舗バー「ボビーズ・バー」が半世紀近く続く歴史に幕を下ろそうとしている。千頭さんは「いろんな職業や国の人と出会えたのは本当によかった」と振り返った。

 大阪市北区曽根崎の古いビルの2階にある「ボビーズ・バー」を先代の経営者から店ごと引き継いだのは昭和44年。当時はお酒の種類が豊富にそろう店を目指した。「いいお酒があると聞いたらどこへでも仕入れに行った。一つ一つに愛着がある」と話す。

 バーテンダーは、いろいろな年代や職業の人たちが集い、お酒を楽しみながらくつろぐ場の演出家だという。だからこそ、その場の雰囲気を壊す客には毅然とした態度で臨んできた。「70代のお客さんにも『昔、怒られたことがある』といわれたことがあります」とはにかむ。

 酒の世界に飛び込むきっかけは、戦後に出入りした米軍キャンプだったという。約4年前には自宅で倒れるなど、体力の限界を感じるように。「楽しみに来ている人に、弱々しい姿を見せたくない」と、年内での閉店を決めた。それまでは体調が許す限りカウンターに立ち続けるという。

 千頭さんは「バーテンダーは、お客さんがどんなお酒を求めているのかを感じ取る能力が必要。ボビーズでいろんなお酒を知ったといってもらえたらうれしい」と話していた。

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