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新宿区、デモ出発を中央公園のみに 近隣苦情受け 再考促す声も

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 新宿区は、デモの出発のために使用の許可を出していた区立4公園のうち、8月から新宿中央公園以外は許可しないことを決めた。近隣の住民や商店から「デモがうるさい」「公園が使えない」などのクレームが区に寄せられたための措置。ただ、区議会に説明した27日以降、区に「憲法が保障する言論の自由を侵害する」など、再考を促す声が多数寄せられている。一方、区側は「言論の自由の侵害には当たらない」としている。

 新宿区では、区立公園条例で「公園使用には許可が必要」と規定しており、これに基づいて区が使用基準を定めている。現在の基準は(1)敷地面積1千平方メートル以上(2)園内に100平方メートル以上の広場がある(3)住宅地にない-などとなっている。

 この基準に照らして、区がデモの出発のために使用を許可しているのは、新宿中央▽柏木▽西戸山▽花園西-の4区立公園となっている。

 しかし区は20日、使用基準を改定。新たに「学校、教育施設、商店街に近接していない」との要件を加えた。この結果、デモ出発の集合場所として利用できるのは新宿中央公園のみとなった。新基準は8月1日のデモから適用される。

 区が基準の改定に踏み切ったのは、近隣商店などからの苦情のほか、デモが増加していることもある。

 区によると、平成25~28年度は年間50~60件程度だったデモが、29年度には77件と増加した。区は増加理由を「ヘイトスピーチのデモやそれに反対するデモが増加しているため」としている。

 基準の改定が明らかになってから、区には「言論の自由の侵害」「うるさくなるのはデモの趣旨に反対する人が騒ぐから」など、改定に抗議する電話が多数寄せられているという。

 区の担当者は「公園の近隣住民らの環境を守ることも大事。デモの内容を審査しているわけでなく、新宿中央公園は引き続き使用できる。言論の自由の侵害には当たらない」としている。

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