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「誠実さない」出席者ら不満 スルガ銀総会、会長発言少なく

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 シェアハウス投資へのずさんな融資が問題視されているスルガ銀行が28日、沼津市で開いた株主総会。岡野光喜会長の発言に注目が集まったが、わずか数回答弁したのみで、米山明広社長ら別の幹部が発言する場面が目立ち、出席した株主から「誠実さが感じられなかった」と不満の声が続発。例年、開催時間は30分程度だが、今回は3時間余りに及び、融資問題に質問が集中した格好だ。

 物件所有者の弁護団や株主らは岡野氏の経営責任を繰り返し追及。対する岡野氏の発言が注目されたが、出席者の質問が遮られる場面が目立ち、岡野氏の答弁は数回に留まった。

 出席した50代の女性は「(他の幹部が)岡野さんをかばっているように見えた。20年ほど前から知っているが、今後も変わらないだろう」とあきれ顔。「創業家の発言権を縮小するところから始めるしかない」と旧態依然の組織体制の改革を訴えた。総会では岡野氏の回答を求め続けた30代の男性株主が退場させられる場面も。この男性は「こんな体制で(被害者を)どう救済するのか。警察が動いて事態を解明してほしい」と激高した様子で会場をあとにした。

 岡野氏を含む経営陣の進退については「第三者委員会と金融庁の結果を待って判断する」(同銀幹部)とし、経営陣はほぼ再任。親子3代にわたり株主だという男性(66)は「責任をどう取るかをはっきり言わなかった。岡野さんが何を言うか期待してきたが…。(株を)手放すことも考える」と厳しい表情で話した。

 シェアハウスの借金返済が困難なオーナーらの被害弁護団は、総会後に記者会見を開き、河合弘之団長は「コンプライアンス違反があったことは認めたが、自身の責任については認めなかった」と非難。矢面に立たず他の役員に答弁を丸投げしたことを「岡野隠しだ」と指摘した。

 シェアハウス問題では融資の審査に使われる預金通帳の改竄(かいざん)が相次いで判明。スルガ銀の行員が販売協力会社の担当者に指示するなど、一連の不正を主導していた疑いが持たれている。

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