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奈良の外国人訪問客3.4倍に 近畿2府4県で伸び率トップ 滞在時間は最下位

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 近畿運輸局と関西経済連合会などは、訪日外国人向けIC乗車券「関西ワンパス」(KANSAI ONE PASS)の利用状況の分析結果を発表した。平成29年4~12月、奈良への訪問客数は前年比約3・4倍の4万8千人を数えた一方、滞在時間は近畿2府4県で最下位に沈み、長年の課題である「脱・日帰り観光」を果たせていない実態が浮き彫りとなった。

 関西ワンパスはJR西日本や私鉄各線で利用できるIC乗車券。28年4月に導入され、関西国際空港や京阪神の主要駅で販売されている。近畿運輸局などは昨年4~12月に販売した約13万4千枚を対象に、乗降履歴を調査した。

 調査対象が前年4~12月(約4万2千枚)の3倍を超えたことから、各府県の訪問者数は軒並み増加。奈良は1万4千人から4万8千人と3・42倍を記録し、大阪(2・97倍)や京都(2・6倍)を上回る伸び率を示した。

 だが、滞在時間は4・6時間に低迷。大阪(61・4時間)や京都(30・2時間)に大きく引き離され、滋賀(10・5時間)、和歌山(8時間)、兵庫(6・6時間)にも及ばず、2年連続の最下位となった。

 また、奈良市を訪れた外国人観光客の最終降車駅を調べたところ、大阪府が69・7%、京都府が21・8%だった。奈良県内で宿泊したのは7・9%にとどまった。

 近畿運輸局の担当者は「奈良は宿泊施設が少ないことに加え、和歌山と違って交通の利便性が高いことが、かえって滞在時間が短い要因となっているのではないか。京都、大阪に偏っている観光客を関西全体に広げる施策が必要だ」と指摘した。

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