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日朝会談で拉致解決を、被害者家族ら訴え 「救う会熊本」集会

集会であいさつする斉藤文代さん
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 北朝鮮による拉致被害者の支援団体「救う会熊本」(布田悟会長)が26日夜、熊本市中央区の市国際交流会館で、緊急集会を開いた。12日の米朝首脳会談を受けて、参加した拉致被害者の家族からは「日朝首脳会談で問題解決を図ってほしい」と早期救出を期待する声が上がった。

 熊本市出身の拉致被害者、松木薫さん(65)=失踪当時(26)=の姉の斉藤文代さん(72)は「米朝首脳会談を食い入るように見ていた。(問題解決へ)感じるものがなかったので、感謝の気持ちもあったが、『残念』という言葉が先に出た。でも、一歩前進したとは思っている。今後は日朝首脳会談も行われ、拉致問題が一刻も早く解決するよう願っている」と訴えた。

 松木さん、斉藤さんの両親は亡くなっている。斉藤さんは「父と母は薫に会うことなく、悲しい顔をして亡くなった。私はその思いをしっかり胸に刻み、身体を大事にしながら頑張りたい」と語った。

 鹿児島県で拉致された増元るみ子さん(64)=同(24)=の姉で熊本県八代市在住の平野フミ子さん(68)は「昨年12月に母が亡くなった。会わせることができず『母ちゃん、ごめんね』としか言えなかった。必ず妹を日本に連れて帰り、母に報告したい。ただ北朝鮮が方針をコロッと転換しないか心配であり、制裁はかけ続けてほしい。国民の熱い気持ちも必要。支援をお願いします」と呼びかけた。

 集会では、救う会全国協議会の西岡力会長(麗沢大客員教授)が講演した。

 西岡氏は米朝首脳会談について、中国を巻き込んだ国連の経済制裁と、米国の軍事圧力に北朝鮮がおびえて実現したものだと指摘。その上で「日本政府が米朝会談に拉致問題をはめ込むのに成功したのは大きい。今後、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が日本からの経済支援ほしさに大きな決断をする可能性がある。今後もぶれずに、被害者全員の一括帰国を求めることが重要だ」と述べた。

 集会は救う会熊本と、拉致問題に超党派で取り組む熊本県議の会が共催した。熊本県内外から約100人が参加した。

 

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