PR

地方 地方

“48年間の孤独”に焦点 袴田元被告ドキュメンタリー、熱海国際映画祭で国内初上映

Messenger

 昭和41年に清水市(現静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、再審請求が認められなかった袴田巌元被告(82)にスポットを当てたドキュメンタリー映画「48years-沈黙の独裁者」が「熱海国際映画祭」の最終審査対象作品に選ばれた。国内初上映となる。弁護団は再審開始を認めなかった東京高裁決定を不服として、最高裁に特別抗告している。

 今年が初開催となる「熱海国際映画祭」(市など主催)は28日から7月1日までMOA美術館など市内の各会場で実施。韓国の「釜山国際映画祭」などとも連携している。

 「48years-沈黙の独裁者」は映画祭の目玉となるインターナショナルコンペティション部門の長編9作品の1つに選ばれており、長編作品の中で唯一のドキュメンタリー作品。ニューヨークを拠点に活動する砂入博史さんが監督を務め、映画祭の作品紹介では「映画は釈放から一年がたった平成27年、79歳になった袴田さんを撮影。彼の心に今も残りつづけている、48年間という計り知れない孤独についてインタビューした」とされている。

 コンテストには89カ国・地域から1508本の応募があり、事前審査で35本に絞られた。受賞作品を選ぶ審査委員会には、「世界の中心で、愛をさけぶ」の監督で知られる行定勲監督らも参加。受賞作は全日空の機内などで放映される。

                   ◇

 ◆チケット当日販売増へPR

 開幕が迫る熱海国際映画祭だが、有料チケット販売数が24日時点で、目標の1割程度の約1000枚であることを市が明らかにした。市によると、目標の有料入場者数は4日間で1万人。予想以上に応募作品が集まったことなどにより上映作品の決定などが遅れ、チラシやポスターなどの情報発信に影響。チケットの販売にも響いているという。

 実行委員会は「現在は目標の1割だが、他の国際映画祭では当日券が半分ほど占めることもある」とし、当日販売の増加などを目指し、PRに努めるという。市でも東京都内でのプレイベント開催やポスター掲載などPRに取り組んでおり、担当者は「映画祭には質の良い映画が集まっている。多くの人に足を運んでもらえれば」としている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ